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2026年8月14日

貯金ゼロから100万円、まず何をやめる?最初の1つの選び方

※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

「余ったら、貯金しよう」

長いあいだ、僕はそう思っていました。余りは、一度も出ませんでした。

給料の入った口座が、月末には軽くなっている。あの頃の僕の貯金はゼロで、借金もありました。

その同じ口座に、あとから100万円が残りました。収入が増えたからではありません。やめたものが、5つあります。

先に断っておくと、やめた5つを足して100万円になった話ではないです。動いたのは金額より、お金が出ていく順番でした。

この記事は、YouTubeに上げた「貯金ゼロから100万円。僕がやめた5つのこと」を文字にしたものです。動画のなかで流れていった数字と出典は、この記事に並べて残しました。

動画で見る

余りが出るのを、待っていた頃

あの頃に欲しかったのは、安心ではありません。お金持ちになりたい、贅沢がしたい。考えていたのは、そればかりでした。

お酒とギャンブルにお金が流れて、欲しいと思ったものはその場で買う。財布の中身だけで決めていました。

貯める気がなかったわけではないんです。使ったあとに残るぶんを、貯金にまわす。その順番を、疑ったことがありませんでした。

残りは、毎月ゼロでした。

お金の勉強を始めたのは、そのあとです。考え方が根っこから変わって、金額より先に順番を直すことにしました。

真ん中の人は、100万円を持っていた

100万円という目標を、僕が自分で決めたわけではありません。30代と40代の単身世帯で、ちょうど真ん中に立つ世帯がいくら持っているか。あとから、その数字を知りました。

30代・40代の単身世帯、金融資産の中央値

100万円

J-FLEC「家計の金融行動に関する世論調査2025年」単身世帯調査(2025年12月公表)

少ない順に世帯を並べたとき、列の真ん中に来る値です。30代の単身世帯も、40代の単身世帯も、そこが100万円でした。

これは調査で見えた真ん中であって、僕の口座の話ではありません。ここから先は、僕の数字だけで進みます。

ひとつ補足を。ここでの金融資産は、将来に備えて置いてある蓄えのことです。毎日の出し入れに使う口座の残高は入りません。

当時の僕は、真ん中よりずっと手前にいました。

やめた5つを、1枚に並べる

何をやめたのか。思い出せるかぎり書き出したら、5つになりました。

先に断っておきます。当時の実額が残っていないものが、混ざっています。

条件をそろえるために、2つだけ仮の数字を置きました。コンビニは予定外の買い物を1回300円で月20回。飲み会は会費5,000円と交通費1,000円で月1回、1回3時間です。当時つけていた金額ではありません。

表で見てほしいのは、1年に直した額のほうです。

やめたもの 1か月あたり 1年に直すと
1. コンビニの寄り道 6,000円(仮定) 7万2,000円
2. サブスク4本→1本 金額は言えません
3. 惰性の飲み会 6,000円(仮定) 7万2,000円と36時間
4. パチンコ・競馬 多い月は10万円以上(賭けた総額) 換算できません
5. 余ったら貯金 金額ではなく順番の話

「言えません」と「できません」が並ぶ、そろわない表になりました。この空白が、そのまま今日の話の入口です。

最初にやめたのは、開いていないアプリでした

金額がいちばん大きいのは4番目です。それでも僕が先に手をつけたのは、2番目でした。

動画のサブスクを、当時は4本まとめて契約していました。いま残っているのは1本です。

料金の記録がないので、月いくら浮いたとは言いません。それでも、この順番から入ってよかったと思っています。

理由は単純でした。開いていないアプリを外しても、暮らしの手ざわりが変わらないからです。

楽しみとして選んで払っているものを削ると、僕は反動が来て、続けられませんでした。減らすなら、選んだ覚えのないほうから。

夜のリビング。電源の切れた暗い画面のテレビと、湯気の立つマグ、たたんだ毛布が置かれている

順番を決めてくれたのは、金額ではなかった

表の4番目は、パチンコと競馬です。多い月は、賭け金の合計が10万円以上でした。

これは賭けた総額です。勝ったぶんを戻して賭け直した額まで、そこに入っています。毎月10万円を失っていた、という意味ではありません。

だから「やめれば年120万円が浮く」とは書けないんです。実際、手を引いたあとも残高はすぐには増えませんでした。それでも、家計から出ていく額がいちばん大きかったのは、ここです。

やめたいのにやめられないなら、それは気持ちの強さの話ではありません。公的な相談窓口があります。記事の最後にまとめておきました。

コンビニと飲み会は、さっきの仮定だと年7万2,000円で並びました。飲み会のほうには、36時間もついてきます。

この一致は、僕が置いた条件がたまたま重なっただけです。置き方を少し変えれば、順位も入れ替わります。

サブスクは金額が出せない。賭け事は総額でしか言えない。残る2つは仮の数字。そろった数字が、どこにもないんです。

大きい順に並べても、それだけでは手が動きません。

決め手になったのは、生活のほうでした。通り道にコンビニがあるか。断りにくい誘いが毎月あるか。もう開いていないアプリの引き落としが、まだ止まっていない。

あなたの暮らしの中で、いま勝手に回り続けているものはどれでしょう。

1〜2年かけて、口座に残ったもの

100万円になるまで、1〜2年かかりました。毎月きれいにそろえて積んだわけでもありません。

速くはないです。でも、途切れませんでした。

続いた理由は、1か月の負担を軽くしたからだと思っています。1年で貯めきる形にすると、1か月あたりは約8万3,000円。2年にのばせば、約4万2,000円まで下がります。

短いほうの計画にしていたら、僕はどこかで投げていたはずです。

いま僕が探しているのは、やめるものではありません。選んだ覚えのないものです。

楽しみは削らなくていい。選んで払っているものは、残していい。手を入れるのは、いつのまにか出ていっているほうだけです。

これは僕の選び方で、正解ではありません。家計簿がもう回っている人には遠回りかもしれない。毎月が赤字なら、先に取り分けるより、赤字の理由を見るほうが先だと思います。

バビロンの大富豪

収入の一部を先に手元に残す考え方を、物語で読む本です。この記事の「先に取り分ける」という順番の話と、同じ向きの考え方です。

僕が使っているもの(読んだ本。読んでよかった本として挙げています)

向く人:貯める順番を変えたいのに、家計簿より先に考え方を整えたい人。
向かない人:家計簿のつけ方や、制度の手続きを知りたい人。この本には出てきません。

紹介するのは漫画ではなく、大島豊訳・グスコー出版の単行本です。似た題名や別の版があるので、購入前に表紙と版をご確認ください。

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早朝の通勤路。住宅街の細い道が奥へ続き、まだ明かりを落としたままの小さな店先を朝の光が照らしている

「余ったら貯金しよう」と思っていた頃、僕の口座に余りは出ませんでした。順番を入れ替えてから、余りを待たなくてよくなりました。

やめるものを、今日決めなくていいです。先週出ていったお金を思い返して、選んだ覚えのないものが1つ浮かべば、それで足ります。

余りを待たなくても、口座にお金は残ります。少なくとも、僕の場合はそうでした。

出典・計算方法

・金融資産の中央値: J-FLEC「家計の金融行動に関する世論調査2025年」単身世帯調査(2025年12月公表)。金融資産を持たない世帯も母数に入っています。ここでいう金融資産は、将来への備えとして持っている蓄えのことです。生活口座の残高や住まいは入らず、借金を差し引いた額でもありません。 https://www.j-flec.go.jp/data/kakekin_2025/
・コンビニと飲み会は、仮の条件で置いた計算です。予定外の買い物を1回300円×月20回、飲み会は会費5,000円+交通費1,000円×月1回。記録が残っていないため、当時の実額ではありません。
・100万円の1か月あたりの額は、期間で等分しただけの計算です。税・利息・物価の変動は入れていません。
・パチンコ・競馬の「多い月は10万円以上」は賭けた総額であって、負けた額ではありません。
・賭け事の悩みの相談先: 厚生労働省「依存症対策」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000070789.html /依存症対策全国センター「相談窓口・医療機関を探す」 https://www.ncasa-japan.jp/you-do/treatment/treatment-map/
・かかる期間も金額も、人によって変わります。これは将来を保証する数字ではありません。

これは僕の選択。正解ではありません。選ぶのはあなたです。

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